ユーロ圏景気は停滞が続く、英国景気は後退している
ユーロ圏の2023年10-12月期の実質GDP(改定値)は前期比横ばいとなった。主要国別には、スペインとイタリアがプラス成長を維持した反面で、ドイツとフランスはマイナス成長となった。一方、景気の方向を示す景況感指数は、最新2月が95.4と前月(96.1)から低下した。
英国の2023年10-12月期の実質GDP(速報値)は前期比▲0.3%となり、同年7-9月期(同▲0.1%)に続いてマイナス成長となり、景気は後退局面入りした。主要な需要項目の動きを確認すると、輸出の大幅な減少が続いたほか、個人消費が2期連続で減少し、景気を下押しした。一方で、設備投資が増加に転じ、景気を下支えした。
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