ユーロ圏景気は停滞している、英国景気は後退している
ユーロ圏の2024年1-3月期の実質GDP(速報値)は前期比+0.3%と、3四半期ぶりにプラスになった。主要国別には、ドイツが同+0.2%と再びプラスになったほか、フランス(同+0.2%)、イタリア(同+0.3%)、スペイン(同+0.7%)がそれぞれプラス成長を維持した。一方で、景気の方向を示す景況感指数は、最新4月が95.6と前月(96.2)から低下した。
英国の2023年10-12月期の実質GDP(改定値)は前期比▲0.3%となり、同年7-9月期(同▲0.1%)に続いてマイナス成長となっため、景気は後退局面に入った。一方で、直近2024年2月の月次実質GDPは前月比+0.1%と2カ月連続で増加していることから、1-3月期の実質GDPは前期比プラスに転じた可能性が高い。
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