ユーロ圏景気は拡大している、英国景気は停滞している
ユーロ圏の4-6月期の実質GDP(速報値)は前期比+0.3%と2四半期連続で同じ伸びになり、2期連続のプラス成長となった。スペインが同+0.8%と堅調を維持し、フランスが同+0.3%、イタリアが同+0.2%と底堅かった反面で、ドイツが同▲0.1%と再びマイナスに転じた。一方で、景気の方向を示す景況感指数は、最新7月が95.8と、一進一退で推移。
英国の1-3月期の実質GDP(確定値)は前期比+0.7%となり、3四半期ぶりにプラス成長となっため、景気は後退局面を脱した。とはいえ需要項目別には、最大の押し上げ要因が在庫需要(寄与度は+0.6%ポイント)であるため、国内最終需要は依然として弱含んでいる。一方、5月の月次GDPは前月比+0.4%と再び増加した。
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