ユーロ圏経済は拡大している、英国経済は拡大している

ユーロ圏の7-9月期の実質GDP（速報値）は前期比+0.4%と、4-6月期（同+0.2%）から増勢が加速し、景気は拡大している。スペインが堅調を維持し、フランスもパリ五輪効果で増勢を強めた。またドイツが同+0.2%と再びプラス成長に転じたが、イタリアはゼロ成長に失速した。一方、最新10月の景況感指数は95.6と2カ月連続で低下している。
英国の4-6月期の実質GDP（改定値）は前期比+0.5%と2期連続で成長したため、景気は拡大局面に転じた。主要な需要項目別には個人消費と総固定資本形成がプラスを維持した反面で、輸出のマイナスが続き、景気を下押しした。一方、8月の月次GDPは前月比+0.2%と再び増加した。

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