ロシア景気は悪化している、トルコ景気は減速している

ロシアの2022年通年の実質GDP（速報値）は前年比▲2.1%と、2021年（▲4.7%）以来のマイナス成長となった。欧米を中心とする国際社会から科された経済・金融制裁が、ロシア経済を圧迫した。2023年1-3月期の企業の景況感は、鉱業と製造業で改善が進んだ。

トルコの2022年10-12月期の実質GDPは前年比+3.5%と、2四半期連続で増勢が鈍化した。同年通年の成長率は5.6%と前年（11.4%）を下回ったが、政府目標（5%）を上回った。年明け2023年1-3月期の企業景況感は、製造業・サービス業ともに中立水準を上回ったが、2月に起きたトルコ・シリア大地震が企業のマインドを下押しした模様。

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