ロシア景気は回復している、トルコ景気は拡大している
ロシアの1-3月期の実質GDPは前年比▲1.8%と3四半期連続でマイナス幅が縮小した。欧米を中心とする国際社会から科された経済・金融制裁がロシア経済を圧迫しているが、その影響は徐々に和らいでいる。続く4-6月期の企業の景況感は、鉱業と製造業の改善が頭打ちとなった。
トルコの1-3月期の実質GDPは前年比+4.0%と、前期(同+3.5%)から増勢が持ち直した。輸出が2期連続で減少して経済全体の成長を下押ししたが、個人消費が堅調を維持して景気をけん引した。続く4-6月期の企業景況感は、製造業・サービス業ともに改善が進んだ。
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