ロシア景気は拡大している、トルコ景気は拡大している

ロシアの2023年7-9月期の実質GDPは前年比+5.5%と、前期（同+4.9%）から伸びが加速した。欧米を中心とする国際社会から科された経済・金融制裁がロシア経済を圧迫しているが、公需（特に軍需）が景気回復をけん引している模様。続く10-12月期の企業の景況感は、製造業で落ち込みが見られた。

トルコの2023年7-9月期の実質GDPは前年比+5.9%と、前期（同+3.9%）から伸びが拡大した。総固定資本形成が堅調に推移して景気をけん引した一方で、個人消費の増勢が鈍化して景気を下押しした。続く10-12月期の企業景況感は、製造業・サービス業ともに中立水準を上回ったものの、改善度合いは弱まった。

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