ロシア景気は拡大が続く、トルコ景気は拡大が続く

ロシアの2023年10-12月期の実質GDPは前年比+5.8%と、2四半期連続で伸びが加速した。需要項目別には、個人消費や総固定資本形成といった内需が堅調だった一方、純輸出（輸出－輸入）はマイナス寄与だった模様。なお2023年通年の成長率は+3.6%と、欧米日からの経済・金融制裁を受けてマイナス成長となった2022年（▲2.1%）から反発した。

トルコの2023年10-12月期の実質GDPは前年比+4.0%と、前期（同+6.1%）から伸びが鈍化した。内需・外需の両面で増勢が減速した。なお通年の成長率は+4.5%と前年（+5.6%）から低下した。年明け1-3月期の企業景況感は、サービス業で改善が顕著な一方で、製造業は中立水準を上回ったものの、改善度合いを弱めた。

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