【概況】 ~ 景気は個人消費が下支え、米中協議は第一段階の合意文書に署名
米国の景気は底堅く推移している。第3四半期の実質GDP成長率(確定値)は前期比年率+2.1%となり、潜在成長率並みのペースでの拡大が続いている(図表1)。
良好な雇用所得環境を背景に個人消費(同+3.2%)の好調が続いたが、設備投資と外需は低迷している。先行き、設備投資の低迷や外需の弱含みがしばらく続くとみられるが、雇用の増加を背景に個人消費が景気を下支えし、緩やかな成長が続く見通しである。
米中両国は、貿易協議に関する第一段階の合意文書に署名した。中国が今後2年間で米国からの輸入を2000億ドル上積みするほか、中国による知的財産権の保護などが盛り込まれた。合意に至った背景には、大統領選挙を控える米国と、景気の停滞が強まる中国の双方による歩み寄りがあった。米中の覇権争いは長期にわたり続くものの、貿易協議の難航による追加関税の応酬には、いったん歯止めがかかることになろう。・・・(続きは全文紹介をご覧ください。)
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