米国景気概況(2020年8月)

2020/08/12 調査部
米国・欧州主要国の景気概況
海外マクロ経済

【概況】~景気は持ち直しの動き

 

・米国の4-6月期の実質GDP成長率は前期比年率-32.9%(速報値)と、統計史上最大の落ち込みを記録した。内訳をみると、外出制限や企業活動の縮小に伴い、個人消費(同-34.6%)、設備投資(同-27.0%)が大幅に減少したほか、住宅投資(同-38.7%)も減少に転じた。一方、純輸出(+0.7%pt)は輸入(同-53.4%)の減少もありプラス寄与を維持した。

・経済指標は概ね5月を底に持ち直しており、7-9月期の成長率はプラスに転じる見込みである。もっとも、新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、経済活動の再開ペースは鈍い。こうした中、追加経済対策をめぐり、議会で与野党協議が難航しており、トランプ大統領は8日、焦点である失業保険給付の上乗せを従来の週600ドルから400ドルに減額したうえで継続することなどを盛り込んだ大統領令を発動した。・・・(続きは全文紹介をご覧ください。)

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