【概況】～景気は持ち直しの動き

• 米国経済は持ち直しの動きが続いている。昨年10-12月期の実質GDP成長率（改訂値）は、新型コロナ感染再拡大の影響などから前期比年率＋4.1％と7-9月期の大幅増からは減速した。もっとも、昨年末に成立した総額9,000億ドルの追加経済対策の効果もあり、新型コロナの感染が再拡大した中でも、小売売上高など1月以降の主要経済指標は再加速した。
• また、総額1.9兆ドルのさらなる経済対策が、今月中に成立する見通しである。失業保険手当の拡充延長や個人への1400ドルの現金給付、児童税額控除の拡大などが盛り込まれている。ワクチン接種の普及も進み、今後、景気の回復ペースは一段と加速する見通しである。

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