米国景気概況：景気の回復ペースがやや鈍化

米国経済は回復ペースがやや鈍化している。4-6月期の実質GDP成長率（改定値）は、前期比年率＋6.6％と、前期（6.3％）から加速し、コロナ前の水準を回復した。もっとも、足元では新型コロナの感染再拡大、半導体不足の影響などにより、一部の経済指標に改善一服の動きがみられる。先行きについては、ワクチン接種の進展にともなう経済活動の再開により、2％程度とされる潜在成長率を大きく上回るペースでの成長がまだしばらく続く見通しである。

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