米国景気概況:景気は減速
米国経済は、雇用など一部に底堅い動きもみられるものの、全体として減速している。22年10-12月期の実質GDP成長率(改定値)は前期比年率2.7%と2期連続でプラス成長となった。もっとも、在庫投資の寄与度(1.5%)と輸入減による純輸出の寄与度(0.5%)の効果が大きく、国内最終需要の寄与度は0.8%にとどまった。ISM景況指数も低下傾向が鮮明になるなど景気は減速している。先行き、インフレの影響による消費抑制や企業のコスト増、金利上昇による住宅・設備投資の抑制などにより、景気は一段と減速する見通しである。
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