米国景気概況:景気は減速
米国経済は、雇用など一部に底堅い動きもみられるものの、全体として減速している。1-3月期の実質GDP成長率(改定値)は前期比年率1.3%と3期連続でプラス成長となった。個人消費が同3.8%と、暖冬の影響などによりおよそ2年ぶりの高い伸びとなり全体を押し上げた。もっとも、企業の景況感を示すISM景況指数は製造業が5月に46.9と、好不況の目安の50の水準を14年ぶりに7ヶ月連続で下回るなど低下傾向が鮮明であり、景気は減速基調にある。先行き、インフレの影響による消費抑制や企業のコスト増、金利上昇による住宅・設備投資の抑制などにより、景気は一段と減速する見通しである。
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