米国景気概況:景気は持ち直し
米国経済は一部に弱さがみられるものの持ち直している。7-9月期の実質GDP成長率(速報値)は、前期比年率4.9%とおよそ2年ぶりの高成長となった。個人消費が同4.0%増となり全体をけん引した。対照的に設備投資は同0.1%減とわずかながら減少した。一方、企業の景況感を示すISM景況指数は、製造業で低迷が続いている。先行きについて、学生ローンの返済再開やガソリン価格上昇などによる景気への影響が懸念されるものの、全体として持ち直しの動きが続く見通しである。
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