景気ウォッチャー調査(東海地区:2022年4月)~人流の戻りにより現状判断は改善が続くも、物価上昇懸念から先行き判断は悪化~

2022/05/12 塚田 裕昭
景気ウォッチャー調査(東海)
国内マクロ経済

〇5月12日に内閣府が公表した「景気ウォッチャー調査」によると、東海地区の4月1

現状判断DI(季節調整値)は、前月差+1.8ポイントの50.5と3ヶ月連続で上昇した。
先行き判断DI(季節調整値)は、前月差-1.2ポイントの48.8と2ヶ月ぶりに低下した。

 

現状判断DI、先行き判断DI(東海/全国)

 

○当社では、東海地区の景気ウォッチャーの見方を

新型コロナウイルス感染者数が下げ渋るものの、人流の増加により景況感は持ち直している。先行きについては、持ち直しへの期待がある一方、物価上昇の悪影響への懸念がみられる。

とまとめた。

(前月のまとめ)
「新型コロナウイルス感染拡大が落ち着き、まん延防止等重点措置が解除されたことで、景況感は持ち直している。先行きについては、持ち直しへの期待がある一方、物価上昇の悪影響への懸念が高まっている。」

 

○内閣府では、全国調査での景気ウォッチャーの見方を

景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、感染症の動向への懸念が和らぐ中、持ち直しへの期待がある一方、ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇等に対する懸念がみられる。

とまとめている。

(前月のまとめ)
「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、ワクチン接種の進展等もあり、感染症の動向への懸念が和らぐ中、持ち直しへの期待がある一方、ウクライナ情勢による影響も含め、コスト上昇等に対する懸念がみられる。」


1調査期間は毎月25 日~月末

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