日本金融の誤解と誤算~通説を疑い検証する~
編著:伊藤 修 、植林 茂、鵜飼 博史、長田 健
部分執筆:杉山 敏啓
部分執筆:杉山 敏啓
書籍名
日本金融の誤解と誤算~通説を疑い検証する~
著者
編著:伊藤 修 、植林 茂、鵜飼 博史、長田 健
部分執筆:杉山 敏啓
部分執筆:杉山 敏啓
発行
株式会社勁草書房
発行年月
2020/07/15
価格
定価3,850円(本体3,500円+税10%)
お求め方法
一般書店で販売(オンラインストアを含む)
目次
はじめに
第1章 非伝統的金融政策のイノベーションと誤算──将来の見直しへの布石となるか
はじめに
1.量的・質的金融緩和の導入
2.マイナス金利政策,イールドカーブ・コントロール,フォワードガイダンスへの移行
3.低インフレの埋め合わせ戦略:オーバーシュート型コミットメント
4.出口で顕在化するコスト
5.非伝統的金融政策のどこに誤算があったのか
おわりにかえて:ポスト・インフレ目標政策
第2章 財政赤字の拡大と金融緩和は日本経済の停滞感を払拭できたか
はじめに
1.生産性の停滞
2.長期停滞への対応
3.2020年代の日本の展望
4.どう対応すべきか
おわりに
第3章 バブルと金融危機の防止に必要なことは何か──日本の経験から
はじめに
1.正常性バイアスとコンティンジェンシープラン
2.「ハードランディング革命」
3.金融行政改革
おわりに
第4章 銀行の自己資本比率は規制によって決まるのか──邦銀の財務データに基づく検証
はじめに
1.銀行の自己資本比率の決定要因:2つのアプローチ
2.推定式とデータ
3.推定結果と分析
4.おわりに
第5章 店舗数の減少により銀行業の競争度は低下したのか
はじめに:銀行店舗が負のレガシーとなった背景
1.金融機関数と店舗数の推移
2.銀行店舗規制と出店行動
3.金融機関店舗をめぐる競争度の変化
4.店舗数の変化と影響
おわりに
(注)部分執筆における弊社社員の執筆箇所
第5章 杉山 敏啓
非伝統的金融政策のイノベーション、財政支出拡大は日本経済の停滞を防いだのか、プルーデンス政策、銀行の自己資本比率選択、銀行の店舗数と競争力、金融システムは資本主義中心・銀行中心か、富裕層の資産は不動産かリスク性金融資産か、上場投資信託と出口戦略、終戦前後に市場の断絶はあったのか。金融の通説に挑む画期的試み。