部分執筆:清水 孝太郎、迫田 瞬、小川 恵司
目次
1 レア・アースのあらまし
1.1 レア・アースとは
1.2 レア・アースの発見の歴史と名前の由来
1.3 レア・アースの特性と用途
2 レア・アース資源
2.1 レア・アースの地球化学
2.2 レア・アース鉱物と化学組成
2.3 レア・アース鉱床
2.4 副産物としてのレア・アース資源
3 レア・アース鉱石の処理
3.1 レア・アース鉱石の採掘・選鉱
3.2 レア・ アースの製錬,分離,精製
4 レア・アースの分離精製技術
4.1 はじめに
4.2 湿式分離操作に関する基礎的事項
4.3 分別結晶法,分別沈殿法
4.4 イオン交換法
4.5 溶媒抽出法
5 レア・アース化合物
5.1 あらまし
5.2 レア・アース酸化物
5.3 その他化合物
5.4 希土類化合物の新規用途
6 レア・アース金属
6.1 あらまし
6.2 レア・アース金属の製造技術
7 レア・アースの分析
8 レア・アースの用途
8.1 光学ガラス
8.2 蛍光体
8.3 蓄光材料
8.4 ファインセラミックス・半導体製造装置
8.5 自動車触媒・酸素センサー
8.6 原子力工業用
8.7 鉄鋼原料用
8.8 水素吸蔵合金
8.9 ボンド磁石
8.10 Nd-Fe-B系・SmCo系磁石
8.11 LaCo系フェライト磁石
8.12 磁気冷凍材料と磁性蓄冷材料
8.13 ブタジエンゴム触媒
8.14 石油精製触媒
8.15 超電導材料
8.16 燃料電池
8.17 光触媒
8.18 CO2捕捉剤
8.19 有害物質除去剤・土壌不溶加剤
9 世界のサプライチェーンの変遷
9.1 あらまし
9.2 欧州
9.3 米国
9.4 マレーシア
9.5 インド
9.6 オーストラリア
9.7 中国
10 レア・アースに対する官民の取組
11 新金属協会
11.1 国際標準化活動
12 おわりに
12.1 我が国のサプライチェーンの今後の課題
12.2 レア・アースは稀土か希土か
12.3 まとめと余話
(注)部分執筆における弊社社員の執筆箇所
清水 孝太郎:9 世界のサプライチェーンの変遷 9.1 あらまし 9.2 欧州 9.3 米国
清水 孝太郎、迫田 瞬 共著:11 新金属協会
新金属協会から第4版「レア・アース」が刊行されたのは、平成元年(1989年)である。
それから34年の歳月が流れた。この間希土類元素をめぐる環境は大いに変わった。(その後)希土類元素について大きく状況が変わりつつある中、新たに「レア・アース」の新版を出版することとした。本書はこれまでの技術のとりまとめだけでなく、これからの進むべき方向についても述べており、これから新たに希土類元素について取り組んでいこうとされる諸氏に役に立つ内容になっている。