サステナブル 金融が動く

吉高 まり
facebook x In
  • カーボンニュートラル社会実現に向けた処方箋
    民間金融機関でただ一人COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)に15年以上参加し、日本の排出権ビジネスの草分け的存在である著者が、なぜ金融機関が気候変動問題、グリーンビジネスに動くのかを読み解く。サステナブルに関して、日本には大きなポテンシャルがある。これから金融機関がとるべきアクションとは?

書籍名
サステナブル 金融が動く
発行
金融財政事情研究会
発行年月
2023年11月
価格
定価3,190円(本体2,900円+税10%)
お求め方法
一般書店で販売(オンラインストアを含む)

目次

Chapter 1 気候変動問題と企業を取り巻く環境変化

1 気候変動問題と国際交渉
2 企業を取り巻く気候変動問題の環境変化

Chapter 2 金融機関と企業を取り巻く気候変動政策の動向

1 金融機関と環境金融
2 金融機関と気候変動問題
3 金融機関が気候変動問題に取り組むに際して直面する困難

Chapter 3 カーボンプライシング

1 カーボンプライシングの種類と意義
2 英国における排出量取引制度(UK ETS)
3 EUにおける排出量取引制度(EU ETS)
4 米国における排出量取引制度
5 東アジアにおける排出量取引

Chapter 4 カーボンクレジット・オフセット

1 排出権取引とプロジェクト・ベースのカーボンクレジット取引
2 クリーン開発メカニズム(CDM)の主な参加者
3 クリーン開発メカニズム(CDM)の仕組み
4 カーボンクレジット市場の参加関係者の経年動向
5 カーボンクレジット市場における金融機関の存在

Chapter 5 グリーンボンド(ESG債)と金融機関

1 低炭素技術導入事業の経済性の改善
2 グリーンボンド市場の成長
3 グリーンボンドの特徴
4 グリーンボンド市場の参加者
5 グリーンボンドのプレミアム

Chapter 6 金融機関が気候変動問題になぜ動いたのか

1 金融機関による気候変動関連市場への関与
2 炭素税導入に際して欧州で採用されたバンドリング
3 金融機関の気候変動関連市場関与の動機を理解するためのフレームワークの構築
4 カーボンクレジット市場における民間金融機関の参加動機
5 グリーンボンド市場における民間金融機関の参加動機

Chapter 7 金融機関は気候変動問題にどう動くべきか

1 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の動き
2 サステナブルファイナンスの動き
3 金融機関の監督における気候関連リスク管理の考慮
4 金融機関が気候変動問題に対してできること