変革の時代を勝ち抜くため人材育成部門のリーダーシップを高めよ~シリーズ「With&Postコロナの企業内人材育成」第3回~

2020/07/10 杦本 良平
組織・人事戦略
中堅・中小企業経営
変化を捉える【経営・業務】

はじめに
2020年初頭から急速に問題が本格化した新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の影響で社会、生活、ビジネスが一変する中、いわゆる「With & Post コロナ」においては以前には後戻りできない新しい形態、即ち「ニューノーマル」への適応が求められている。その中で、企業における人材やその育成はどうあるべきなのかについて、シリーズで特集している。
第3回のテーマは「変革の時代を勝ち抜くため人材育成部門のリーダーシップを高めよ」である。
新型コロナをきっかけに、かつてないほど既存の人材育成システムの問題点が露呈し、抜本的見直しが急務となっている企業が多い。本レポートでは人材育成部門が直面している問題点を整理し、自社の成長エンジンとしてリーダーシップを発揮して真の貢献部門となるための考察を行う。
現在、我々は本格的なDX(デジタルトランスフォーメーション)時代を迎えている。これは人材育成分野ではLX(ラーニングトランスフォーメーション)と言えよう。LXとはデジタル技術などを活用して既存の企業内人材育成手法を抜本的に刷新し、事業の革新、成長に結び付けることを意味する。Postコロナではテレワークが普及するとともに、オンラインでの学習機会・手段が広がる。このオンライン学習と、集合研修に代表されるオフライン学習を組み合わせた「ブレンド型人材育成」 がLXの1つの形態と言える。自社に最適な「ブレンド型人材育成」をいかに構築し実行できるかが、これからの企業の競争力の一要因となるであろう。
本レポートでは、企業経営者や人材開発に関わる方々にLX時代の人材育成部門のあり方を提言する。

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