ESG投資の観点からみた栄養課題への食品産業の対応~2024年版ATNiグローバル・インデックス~

2025/01/15 コンサルティング事業本部 社会共創ビジネスユニット ヘルスケアコンサルティング室、コンサルティング事業本部 サステナビリティビジネスユニット サステナビリティ戦略部
食料
持続可能
サステナビリティ
自然資本

1.はじめに

2024年11月7日、オランダの非政府組織であるAccess to Nutrition initiative(栄養アクセスイニシアティブ。以下、「ATNi」)により、2024年版のATNiグローバル・インデックスが発表された。

ATNiは、世界的な栄養課題 (過体重 (overweight))および低栄養 (undernutrition))に対する世界大手食品・飲料メーカーの役割を重視し、各社の栄養に関連する企業方針や取り組み、実績などについて指標化し、その評価を「ATNiグローバル・インデックス」として公表している。2013年に最初に公表されて以降、企業の栄養に関する取り組みの改善・強化などに役立ててもらうことを目的に3年ごとに再評価・公表され、2024年版で5回目となった。

本稿では、栄養課題に対する食品産業のあるべき対応について、最新のATNiグローバル・インデックスにおける日本企業の評価結果を参照しながら考察する。さらにわが国の食品産業がグローバル市場において正当に評価されるために克服すべき課題や取り組むべき方向性について解説する。

なお、本稿の執筆にあたり、食に関する社会課題解決に金融機関の観点から取り組んでいる三菱UFJ銀行ケミカル・ウェルビーイング部 部長 小杉 裕司氏をはじめ、同部および産業リサーチ&プロデュース部の皆さまから情報共有をいただいた。ここに記して、心より感謝申し上げる。

続きは全文紹介をご覧ください。

執筆者

  • コンサルティング事業本部 社会共創ビジネスユニット ヘルスケアコンサルティング室

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  • コンサルティング事業本部 サステナビリティビジネスユニット サステナビリティ戦略部

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