ロシア経済は、リーマンショック発生前の2000年代半ばには高成長を遂げたが2010年代に入ると失速し、2015年にはマイナス成長に陥った。2016年には回復が続き同年末には成長率が辛うじてプラスとなり、2017年はプラス成長を維持しているが、足元の景気の動きはまだ弱い。さらに、ロシアは、主力輸出品である原油の価格低迷に加えて、クリミア併合などの対ウクライナ紛争問題を巡る米国やEU等からの経済制裁によって、苦境に陥っており、回復しつつあるように見えるロシア経済の先行きを不透明なものにしている。こうした情勢を踏まえ、本稿では、ロシア経済の最近の動きについて分析するとともに、今後のロシア経済の再生に向けた課題等について考察する。....(続きは全文紹介をご覧ください)
(当社発行『GLOBAL Angle』 2017.12 より転載)
テーマ・タグから見つける
テーマ・タグから見つける
テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。
テーマ
テーマ