中国の製造業は現在まさに「変化の途上」にある。かつての中国は安価な労働力と政府による輸出代替産業の振興により「世界の工場」としての地位を築き上げた。しかし、年々増加の一途をたどる人件費の上昇や、それに伴う外国資本の中国からの撤退などにより製造大国としての中国の地位は揺らいでいる。
中国政府・共産党は、中国の「ものづくり」のありかたを変えるべく野心的な新興産業政策を打ち出しており、一部の地域ではロボットなどの新しい産業が生まれつつある。
本稿では、中国政府が公表した「中国版インダストリー4.0」とも言える「中国製造2025」の概要とその後の進捗について概観すると同時に、今後の中国の製造業の方向性について論じたい。....(続きは全文紹介をご覧ください)
(当社発行『GLOBAL Angle』2018.2より転載)
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