【特別企画/全国 1 万人調査】緊急事態宣言下における夫婦の家事・育児分担
2020/05/26 横幕 朋子
1万人調査(第1回)
1. はじめに
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言を受け、本調査の対象期間である4月17日から5月6日では、多くの飲食店・商業施設等が休業・閉鎖対応を行ったほか、3月以降続いていた休校・保育施設等の休園措置の影響や在宅勤務の実施等によって、以前より自宅で過ごす時間が長くなった人が増加した。
本稿では、こうした緊急事態宣言下で人々の生活が大きく変化している状況において、家庭内で家事・育児がいかにして分担されているかという点に着目する。以下では、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2020年1月末までの期間(以下、「拡大前」)と、全国が緊急事態宣言の対象となった4月17日から5月6日までの期間(以下、「拡大後」)を比較し、夫婦の家事・育児分担の割合に変化が生じているのか、その背景にはどのような要因が考えられるかについて検討する。なお、本稿で用いる設問は、配偶者・パートナー及び高校生以下の子どもがいる回答者を対象としている。・・・(続きは全文紹介をご覧ください。)
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