2015年東海3県主要集客施設・夏休み集客実態調査~恵まれた天候、夜間営業、夏季限定イベントで、6割の施設が前年比増~
~外国人客、遠方からの来客も増加傾向が明らかに~

2015/10/14 内田 克哉
東海
独自調査

三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区 社長:藤井秀延)は、「2015年東海3県主要集客施設・夏休み集客実態調査」(東海地方の主要集客施設84施設へのアンケート調査2015年9月)を実施し、回答を得た80施設の夏休み(7月18日~8月31日の45日間)の集客実態を分析しました。

【結果概要】
  • 比較的天候に恵まれた今年の夏休みは、全80施設のうち、47施設(59%)が前年を上回る結果となった。雨天や台風の影響を受けた昨年とは異なり、概ね晴天に恵まれた。ただし、猛暑や夏休み後半の悪天候の影響を受けた施設もみられる。
  • 「晴天」については、40施設(50%)が好影響と答えた。また、外型施設およびプール等を中心に、「高温」が26施設(33%)、「雨天」が25施設(31%)を悪影響として回答している。一方、屋内型施設を中心に、「晴天」を悪影響とした施設も9施設(11%)みられる。
  • 全国的に昨年を上回るペースで訪日外国人旅行者が増加している流れを受け、東海3県の各施設においても、外国人の来訪が増えたと回答する施設がみられた。「大幅に増えた」、「増えた」が18施設(23%)を示している。
  • 施設のリニューアルや拡充など、再投資に対する意向については、40施設(59%)が「慎重に検討したい」、10施設(15%)が「前向きに検討したい」と回答している。昨年の同調査では29%が「前向きに検討したい」、44%が「慎重に検討したい」を示していたことからも、再投資に対しては、より慎重な姿勢に転換している。
  • 例年に比べての変化として、遠方からの来訪者が増えたと回答する施設が増えた。とりわけ高速道路沿線には、集客数上位(50万人以上)の施設が位置し、広域的な集客がしやすい立地条件となっている。
【各施設の状況】
  • 集客数トップは、ナガシマリゾート(三重県桑名市)で、252万人。次いで刈谷ハイウェイオアシス(愛知県刈谷市)が156万人、国営木曽三川公園・河川環境楽園 自然発見館(岐阜県各務原市)が92万人、中部国際空港セントレア(愛知県常滑市)は86万人と続いた。
  • 2位の刈谷ハイウェイオアシスは、とりわけメディアに取り上げられた影響もあり、遠方からの来客が増え、対前年比が約15%増加した。3位の国営木曽三川公園河川環境楽園自然発見館は、対前年で減少しているものの、マスのつかみどりイベント等で注目を集めた。
  • 2014年8月に事業主体が代わった5位のラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)は、プールのみならず、隣接する海浜に設けられた新アトラクションや、人気アニメがモチーフの遊覧船の導入により、集客を増やしている。
  • 悪天候が集中した昨年に比べ、今年の夏休みは晴天・猛暑が続いたことで、海、川、プール等、水遊びが出来る施の集客性が高く、新舞子マリンパーク ブルーサンビーチ(愛知県知多市)、愛知県民の森(愛知県新城市)、サンビーチ日光川(名古屋市)、内海海水浴場(愛知県南知多町)などが前年を大きく上回り、集客数も上位に位置づけている。
  • 伊勢志摩サミットの決定の影響について、サミットが開催される賢島内に立地する志摩マリンランド(三重県志摩市)で特に注目度が高まり、集客に好影響を及ぼした。

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