コアコンピタンス

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コア=核となる、コアコンピタンス=専門的な能力、力量。企業の強みや得意分野の事。

コアコンピタンスは、競合他社に対して、圧倒的に上まわるレベルや真似できない核となる能力を指す。
ゲイリー・ハメルとプラハラードがハーバード・ビジネス・レビューVol.68で「The Core Competence of the Corporation」を共同執筆したのが始まりとされている。

ゲイリー・ハメルとプラハラードは、コアコンピタンスの定義として、「顧客に何らかの利益をもたらす事」「競合相手に真似されにくい事」「複数の商品・市場に推進できる、汎用性がある事」の3つの条件を満たす自社能力のことであるとしている。コアコンピタンスを評価する視点としては、「他にはない希少価値のある=希少性」「長期にわたって競争優位性を保つことができる=耐久性」「「他社が真似しにくいオリジナリティを持つ=模倣可能性」「他のもので置き換えられない=代替可能性」「他の多くの分野にも柔軟に応用できる=移動可能性」の5つがある。
企業の強みを表現する際に、コアコンピタンス以外に、ケイパビリティもよく使われる。これは、ボストン・コンサルティング・グループのジョージ・ストーク、フィリップ・エバンス、ローレンス・E・シュルマンの3人が発表した1992年の論文で発表した言葉であるが、コアコンピタンスは、真似できない能力を指すのに対し、ケイパピリティは組織の持つ能力そのものを指す。