5S
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけを意味し、製造業・物流業の生産活動の現場における改善の基本となる考え方である。
整理(Seiri)・整頓(Seiton)・清掃(Seisou)・清潔(Seiketsu)・しつけ(Shitsuke)のローマ字表記の頭文字を取って、5S活動と呼ばれている。
英語圏では、Sorting(整理)、 Setting-in-Order(整頓)、 Shining(清掃)、Standardizing(清潔)、 Sustaining the Discipline(しつけ)の頭文字で表記される。
5Sのそれぞれの目的と具体的な活動は、以下の通りである。
- 整理
必要最低限のものしか使用しない状態にするために、必要なものと不要なものを分け、不要なものを処分する。 - 整頓
誰が見ても分かるようにするために、必要なものはすぐに取り出せるよう、置き場所、置き方を決め、表示を確実に行う。 - 清掃
異常がある場合にすぐ検知できるようにするため、常に掃除し、ゴミや汚れのないきれいな状態にすると同時に、細部まで点検する。 - 清潔
3S(整理・整頓・清掃)を徹底して実行し、汚れのないきれいな状態を維持する。 - しつけ
決められたことを決められた通りに実行できるよう、習慣づける。
(井上 大輔)