Z世代
Z世代とは、1990年代後半~2010年代前半に生まれた世代を指す。
「○世代」という表現は、ハンガリー出身の写真家ロバート・キャパが自身のフォトエッセイの中で、1960~70年代の第二次世界大戦後に誕生・成長した世代を、“未知の世代”という意味を込めて「Generation X(ジェネレーションX:X世代)」と呼んだことに由来する。その後、1980~95年までに生まれた世代が「X」の次ということで「Generation Y(ジェネレーションY:Y世代)」と呼ばれるようになり、さらにその次の世代であるため、「Generation Z(ジェネレーションZ:Z世代)」と呼ばれるようになった。
Z世代は、生まれた時からインターネットやスマートフォンなどのデジタル機器が身近にあったデジタルネイティブであることに加えて、SNSネイティブでもあるといわれている。そのため、SNSを用いた情報拡散力の高さが特徴に挙げられる。
日本においては、Z世代を指して、スマホ世代(日本でスマートフォンが最初に発売された2008年頃に、通信デバイスを持ち始める中学生になった世代)、さとり世代(1996~2005年生まれ)といった呼び方をすることもある。
(渡邉 睦)