生成AIとは、生成系AIやGenerative AI（ジェネレーティブAI）とも呼ばれ、テキストや画像、音声といったさまざまなコンテンツを自動生成するAI技術／ツールのことを指す。
代表的なものとして、2022年11月にローンチしたアメリカOpenAI社開発の「ChatGPT」があり、ローンチより5日でユーザー数100万人達成、2カ月でアクティブユーザー数1億人を達成するなど、驚異的なスピードで利用が拡大されていった。

生成AIと従来のAIの主な違いは、「独自のコンテンツを生成できるか否か」といわれている。
従来のAIができたことは、与えられた対象の学習データに基づいた予測を行ったり、あらかじめ決められた指示内容を自動的に行ったりといったことのみであったが、生成AIは、ディープラーニング（深層学習）によりAI自らが学習を重ねることで、新たな独自のコンテンツの生成を可能としている。

生成AIは、生成するコンテンツにおいて分類することも可能であり、以下のような種類が存在する（2024年7月現在）。

• テキスト生成AI：プロンプトと呼ばれる指示文章を入力することで、自動的にテキストを生成。
• 画像生成AI：テキストから連想される画像を自動生成。
• 音声生成AI：テキストで入力したものを音声で読み上げることが可能であり、特定の人物の音声での再現も可能。