「2023年度グッドデザイン賞」を受賞就労支援事業所連携でのデータ開発支援活動 「就労支援データワークプラットフォーム」
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:池田 雅一)が、株式会社はちのへ東奥朝日ソリューション (本社:青森県八戸市、代表取締役:亀橋 進)および一般社団法人データワークサポート(本社:青森県八戸市、代表理事:大平 透)とともに取り組む、就労支援事業所連携でのデータ開発支援活動「就労支援データワークプラットフォーム」が、今般2023年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
「就労支援データワークプラットフォーム」とは、AIやDXの活用・推進に必須となる多様なデータ開発に関わる業務(以下「データワーク」)を、さまざまな地域の就労継続支援事業の受託業務として導入・普及を支援するプラットフォームです。三者が協力して、今の時代に合った付加価値の高いデータ開発の開拓をしながら、複数の就労支援事業者の多様な作業者の特性に合った業務の指導やマネジメントを行うことで、無理なく、高品質のデータワークを実現します。
こうした取り組みを全国に広げることで、とくに持続的な担い手が見つからない地域DXにおけるデータ開発・メンテナンスの社会基盤として、地方のデータに基づく政策推進、データ産業振興、未活用労働の活用、社会福祉貢献など多面的な社会課題解決に繋がると考えています。
1.グッドデザイン賞の概要と当社サービスの受賞理由
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
グッドデザイン賞ホームページ: http://www.g-mark.org/
「就労支援データワークプラットフォーム」は、以下のポイントが評価され、受賞しました。
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
就労継続支援事業所における仕事の固定化や低賃金は大きな課題であり、障害特性に応じた仕事の選択肢は非常に限られているのが現状である。そのような中でAIやDXの人材を地域の障害者から確保する本プラットフォームは、障害者の働き方の選択肢を広げる大きな可能性を持っている。従来の就労継続支援事業所とは縁遠い業務を導入するにあたって、作業者の特性や思考に合った環境やガイドラインを設計・提供している点も高く評価した。今後さらに広く展開し、障害者の仕事環境の改善とそのイメージの向上に貢献することが期待される。
グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ: https://www.g-mark.org/gallery/winners/18707
2.「就労支援データワークプラットフォーム」の概要
データに関する業務(データワーク)を希望する就労継続支援A型事業所が参画し、AI導入やDXを進める自治体や企業からデータワークを受託・実施するためのプラットフォームです。
地域AIデータワークでは、データの収集・加工・分類・確認などのさまざまな業務があるため、利用者が自身の特性にあった業務を行えるよう、特性評価や作業実績データを蓄積し、業務とのマッチングに活用することを目的としています。
各就労継続支援A型事業所の職業指導員がデータワークになじみがなくても参画できるよう、作業の構造化やガイドライン化、データチェックなどは、プラットフォームから提供あるいは分業してできる仕組みを構築。また、作業前のトライアル環境の提供、作業中に参照できる明確なマニュアルや作業ディレクションの提供により、心理的安全性を重視したワークのデザインと、納品チェックの実施などによる品質の担保等、一連のプロセスをプラットフォームとして提供し、サポートしています。
本プラットフォームの詳細については、「【参考資料】活動の詳細」および下記URLをご覧ください。
https://www.murc.jp/34_datawork/
【参考資料】活動の詳細
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