米国景気概況:景気は減速
米国経済は、雇用など一部に底堅い動きもみられるものの、全体としては減速している。1-3月期の実質GDP成長率(確定値)は前期比年率-1.6%と、在庫投資の減少や輸入急増などによりマイナス成長となった。足元でも個人消費が減少したほか、住宅指標が軟調に推移、ISM景況指数も低下傾向が鮮明になるなど、景気減速の動きが広がる。先行き、インフレの影響による消費抑制や企業のコスト増、金利上昇による住宅投資、設備投資の抑制などにより、景気は一段と減速する見通しである。
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