資源循環(循環経済、3R・廃棄物、プラスチック・バイオエコノミー)

サステナビリティ
資源循環
循環経済
3R
廃棄物
サーキュラーエコノミー
循環型社会

概要

人類の資源消費量は拡大の一途をたどっており、資源効率性を高め、資源消費に依存しない循環経済型社会の実現が求められています。欧州では「サーキュラーエコノミー(循環経済)」への変革が注目されていますが、わが国でも従来の循環型社会実現に向けた取組にとどまらず、限りある資源から最大限の付加価値を提供するようなサービスの開発や提供、またこれを実現する新たなビジネスモデルの創出が求められています。
当社は、資源確保から代替技術・3R技術の開発、効率的なリサイクルスキームの実証、サーキュラーシティの検討といった資源のサプライチェーン全体に及ぶ知見と実績を有するという特徴を活かし、世界的に進む循環経済への移行期においてわが国が取り組むべき政策の方向性を示すことを目指しています。

概要:3R・廃棄物

循環型社会の形成に向けた施策の柱となっている3Rは、法律によってその優先順位が定められており、発生抑制Reduce(リデュース)、再使用Reuse(リユース)、再生利用Recycle(リサイクル)の順に進めることとされています。基本的な方向性を定めた循環型社会形成推進基本法(2000年6月)のもと、リサイクルはさまざまな個別法が施行され社会実装されており、また、より優先すべきリデュース・リユース(2R)に関する施策も進められています。
近年の動向として、2050年温室効果ガス排出実質ゼロに向け、資源循環の分野においても、ライフサイクル全体での脱炭素化に向けての取組に力が入れられています。

概要:プラスチック資源循環・バイオエコノミー

近年、持続可能な社会の実現に向けて、欧州を中心に循環経済(サーキュラーエコノミー)・バイオエコノミーへの移行が本格化しつつあり、特にプラスチックにおいては新たなルールの策定や民間企業における対策・技術開発等が活発化しています。わが国においても、資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化等の幅広い課題に対応するため、2019年に「プラスチック資源循環戦略」が策定され、2021年には、2030年に向けたわが国のバイオプラスチック導入の方向性を示す「バイオプラスチック導入ロードマップ」が策定されました。2022年4月からはプラスチック資源循環法が施行され、2025年中にはプラスチック条約の発効が見込まれる等、プラスチックとの付き合い方が大きく変わりつつあります。

当社の強み:循環経済

当社は幅広い素材・製品を対象として、サプライチェーン全体に及ぶ知見と実績を有しており、これらを活かした調査、分析、政策提言等を行うことができます。具体的には、以下に示すような多岐にわたる業務を提供することが可能です。

  • 循環経済の実現に向けたビジョンやロードマップの作成
  • 資源の需給実態把握や安定確保戦略の立案に向けた調査・分析
  • サーキュラーシティの実現(循環経済型のまちづくり)に向けた調査・分析
  • 効率的な資源利用を実現するビジネスモデルの策定と国内外での事業化可能性調査
  • 資源の効率的な利用に関する指標開発や国内外ルール形成
  • 資源の利活用に関する技術開発・実証

当社の強み:3R・廃棄物

当社は、リデュース・リユース(2R)の推進、関連する個別法(容器包装リサイクル法(2000年4月)、家電リサイクル法(2001年4月)、食品リサイクル法(2001年5月)、建設リサイクル法(2002年5月)、自動車リサイクル法(2005年1月)、小型家電リサイクル法(2013年4月)、食品ロス削減推進法(2019年10月)、プラスチック資源循環法(2022年4月))の進捗・実施状況に関する実態調査・研究、新たな取組に向けた実証事業・モデル事業の実施支援、情報発信・普及啓発などを行っています。また、民間企業に対して、これら施策に基づく新たな事業展開の支援などを行っています。

当社の強み:プラスチック資源循環・バイオエコノミー

当社はプラスチック資源循環に関する支援を総合的に行っています。また関連の深いバイオものづくり分野でも技術調査・社会実装支援を行っています。
具体的には、中央省庁におけるプラスチック資源循環やバイオプラスチック導入に関する政策支援及び関連調査、地方自治体におけるプラスチックリサイクル・バイオプラスチック普及促進に関する調査、民間企業におけるプラスチック資源循環法への対応等支援、プラスチックの製造から廃棄までのライフサイクルにおける温室効果ガス排出量の算定やScope1,2,3対応支援、中央省庁やJICAの資金を活用したバイオプラスチック導入やプラスチックリサイクル促進に関する委託・補助事業支援、各種団体におけるプラスチックに係る認証等に関連する調査、研究機関・大学等におけるプラスチックに関する研究支援等を行っています。

当社の強み:循環経済型ビジネスモデルへの移行支援コンサルティング

サーキュラーエコノミー(循環経済)の社会実装への胎動、リニュアブル(再生可能)な資源であるプラスチック資源循環やバイオエコノミーへの移行気配がある中で、資源利用に関わる経営方針、ビジネスモデルを見直す時期に入りつつあります。
取り組み指針を「廃棄しない」から「新たな資源投入をしない」に切り替え、自社ビジネスに関する最新動向を捉え、新たな発想でのビジネスモデル移行を支援します。

  • 自社ビジネスに関わる社会・政策動向調査
  • 資源循環に関する新たな規格化や認証への対応支援
  • サーキュラーエコノミー分野における指標採用、KPI設定、情報開示支援
  • サーキュラーエコノミー(循環経済)ビジネス、リニュアブル資源ビジネスへの移行支援

実績のご紹介:循環経済

循環経済の実現に向けたビジョンやロードマップの作成

  • 循環経済ビジョン研究会(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/junkai_keizai/index.html)
  • 循環経済協会の設置(https://www.ce-association.org/)
  • 循環経済協会セミナー情報(https://www.ce-association.org/resource/seminar/)

資源の需給実態把握や安定確保戦略の立案に向けた調査・分析

  • 日本安全保障貿易学会第32回研究大会(2021年9月26日) (https://www.cistec.or.jp/jaist/shiryou/page/index.html)
  • 参議院資源エネルギーに関する調査会中間報告(2021年6月4日)(https://www.sangiin.go.jp/japanese/ugoki/r3/210604-4.html)
  • 参議院「資源エネルギーに関する調査会」最終報告(2022年6月3日)(https://www.sangiin.go.jp/japanese/chousakai/houkoku.html)
  • 参議院資源エネルギーに関する調査会参考人招致(2021年2月10日)(https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php)
  • 経済産業省「鉱物資源確保戦略策定に係る基礎調査」(経済産業省/2020年度)(https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000287.pdf)
  • JOGMEC「鉱物資源の責任ある調達に係る最新動向の分析・調査」(JOGMEC/2020年度)(http://mric.jogmec.go.jp/wp-content/uploads/2021/05/responsible_procurement_reserch.pdf)
  • 総合資源エネルギー調査会/資源・燃料分科会/鉱業小委員会(2021年2月15日(第7回)以降)(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shigen_nenryo/kogyo/index.html)
  • 経済産業省資源エネルギー庁「鉱物資源の供給安定性評価調査」(経済産業省/2017~19年度)(https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000286.pdf)
  • NEDO「希少金属代替材料開発等の中長期戦略立案に関する検討」(NEDO/2015年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • 経済産業省「ヘリウムを含有する天然ガスに関する調査」(経済産業省/2013年度)(https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11241027/www.meti.go.jp/meti_lib/report/2014fy/E003867.pdf)
  • JOGMEC「日本の主要産業におけるレアメタル原料調達フロー調査」(JOGMEC/2011年度)(http://mric.jogmec.go.jp/wp-content/old_uploads/reports/resources-report/2012-07/MRv42n2-04.pdf)

サーキュラーシティの実現(循環経済型のまちづくり)に向けた調査・分析

  • 「『サーキュラーシティ』は地域の持続可能な発展に貢献するのか?都市における循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現」政策研究レポート(2022/4/4)(https://www.murc.jp/library/report/seiken_220404/)

効率的な資源利用を実現するビジネスモデルの策定と国内外での事業化可能性調査

  • 経済産業省「アジア型循環経済モデルに関する調査事業」(経済産業省/2020年度)(https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2020FY/000271.pdf)
  • 経済産業省「アジアにおける資源循環関連制度構築に向けた調査」(経済産業省/2019年度)(https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000791.pdf)
  • 経済産業省「アジアにおける国際資源循環型リサイクル事業拡大に向けた調査」(経済産業省/2018年度)(https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H30FY/000290.pdf)
  • 経済産業省「アジアにおける国際資源循環型リサイクル事業拡大に向けた調査」(経済産業省/2017年度)(https://dl.ndl.go.jp/pid/11222442)
  • 民間企業「インドネシア・マレーシアにおける建築廃材リサイクル事業」(環境省/2016年度)(https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/pdf/env/h28/07_1.pdf)
  • 民間企業「タイ王国を中心とした貴金属残存めっき廃液等のリサイクル事業」(環境省/2016年度)(https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/pdf/env/h28/10_1.pdf)
  • 民間企業「アジアにおける先進的な資源循環システム国際研究開発・実証 廃油の環境調和型再利用システム」(NEDO/2013~16年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • NEDO「3R分野の技術戦略に関する検討」(NEDO/2014年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • 経済産業省「静脈産業の市場動向及び競合・競争力調査」(経済産業省/2012年度)(https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8799830/www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/research/h24fy/h2503-jyoumyaku.html)

資源の効率的な利用に関する指標開発や国内外ルール形成

  • 環境省「包括的中間処理(ソーティングセンター4.0)の 実現に向けた再資源化技術・システム実証」(環境省/2020~21年度)(https://www.env.go.jp/content/900535431.pdf)
  • 経済産業省資源エネルギー庁「鉱物資源の供給安定性評価調査」(経済産業省/2017~19年度)(https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2019FY/000286.pdf)
  • 環境省「CFRP含有ASR等の非燃焼処理および事業者間連携による貴金属等回収・再資源化実証」(環境省/2018~19年度)(http://www.env.go.jp/recycle/car/pdfs/h30_report01_mat01.pdf)
  • 自動車リサイクル高度化財団「地理条件及び選好・忌避成分に着目した自動車ガラス再資源化実証」(自動車リサイクル高度化財団/2018~19年度)(https://j-far.or.jp/wp-content/uploads/2018report_MURC.pdf
  • ISO/TC298 Rare earth(希土類)(https://www.iso.org/committee/5902483.html)
  • ISO/TC323 Circular Economy(循環経済)(https://www.iso.org/committee/7203984.html)
  • ISO/TC207/SC5/JWG14(二次原料)(https://www.iso.org/standard/80694.html)
  • ISO/TC333(リチウム)(https://www.iso.org/committee/8031128.html
  • ISO/TMBG/SAG_CRMI(Critical Minerals)(重要鉱物)(https://www.iso.org/committee/54996.html)

資源の利活用に関する技術開発・実証(特に開発課題の特定やロードマップの作成など

  • 環境省「包括的中間処理(ソーティングセンター4.0)の 実現に向けた再資源化技術・システム実証」(環境省/2020~21年度) (https://www.env.go.jp/content/900535431.pdf)
  • NEDO「資源循環を高度化する情報連携システム構築のための調査」(NEDO/2019~20年度) (https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • 環境省「CFRP含有ASR等の非燃焼処理および事業者間連携による貴金属等回収・再資源化実証」(環境省/2018~19年度)(http://www.env.go.jp/recycle/car/pdfs/h30_report01_mat01.pdf
  • NEDO「動静脈産業連携による循環制御型資源再生技術に関する調査」(NEDO/2015~16年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • NEDO「希少金属代替材料開発等の中長期戦略立案に関する検討」(NEDO/2015年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • NEDO「3R分野の技術戦略に関する検討」(NEDO/2014年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)

資源の利活用に関する技術開発・実証(特にシステム化に向けた制度設計や実証など)

  • 環境省「包括的中間処理(ソーティングセンター4.0)の 実現に向けた再資源化技術・システム実証」(環境省/2020~21年度)(https://www.env.go.jp/content/900535431.pdf)
  • 環境省「CFRP含有ASR等の非燃焼処理および事業者間連携による貴金属等回収・再資源化実証」(環境省/2018~19年度)(http://www.env.go.jp/recycle/car/pdfs/h30_report01_mat01.pdf)
  • 自動車リサイクル高度化財団「地理条件及び選好・忌避成分に着目した自動車ガラス再資源化実証」(自動車リサイクル高度化財団/2018~19年度)(https://j-far.or.jp/wp-content/uploads/2018report_MURC.pdf)
  • 環境省「自動車リサイクルの全体最適化を念頭においた解体プロセスの高度化実証事業」(環境省/2015~16年度)(https://www.env.go.jp/recycle/car/pdfs/h28_report01_mat08.pdf)
  • 環境省「自動車リサイクルにおける素材生産制約物質の低減・資源利用効率の向上に資する解体・破砕プロセスの実証化事業」(環境省/2014年度)(https://www.env.go.jp/recycle/car/pdfs/h26_report01_mat02.pdf
  • NEDO「動静脈産業一体型の産業構造の構築に関する非鉄金属資源を対象とした調査」(NEDO/2014年度)(https://www.nedo.go.jp/library/database_index.html)
  • 経済産業省「超硬工具スクラップの回収促進事業」(経済産業省/2006年、2009~11年度)(https://dl.ndl.go.jp/pid/11240353)

実績のご紹介:3R・廃棄物

リデュース・リユース関連

  • 食品循環資源の再生利用等の促進に関する実施状況調査等業務(※食品ロス削減)(環境省)
  • 食品関連事業者における食品廃棄物等の可食部・不可食部の量の把握等調査(農林水産省)
  • 仙台市家庭系食品廃棄物の発生抑制・循環促進に関する調査及び事業化検討業務(仙台市)
  • 神戸市食品ロス削減計画検討業務(神戸市)
  • 学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R促進実証業務(環境省)
  • 適正なリユースの促進及び違法な不用品回収業者対策に向けた調査・検討業務(環境省)
  • 使用済製品等のリユース促進事業(環境省)
  • 容器リユースシステム促進実証等事業(環境省)
  • リサイクル・リユースの質の向上に関する調査業務(国立環境研究所)

リサイクル関連

  • 食品循環資源の再生利用等の促進に関する実施状況調査等業務(※食品リサイクル推進)(環境省)
  • 仙台市家庭系食品廃棄物の発生抑制・循環促進に関する調査及び事業化検討業務(仙台市)
  • 学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R促進実証業務(環境省)
  • 容器包装廃棄物等に係る3R促進及び調査検討業務(環境省)
  • 容器包装廃棄物における環境負荷低減効果等モデル実証事業の実施(環境省)
  • 使用済小型家電及び家庭用廃電子機器等の適正な3R推進業務(環境省)
  • 事業系廃棄物3R促進に係る調査業務委託(東京都)
  • 秋田県におけるプラスチック資源循環推進施策検討に向けた調査業務委託(秋田県)

実績のご紹介:プラスチック資源循環・バイオエコノミー

中央省庁

  • 令和3年度バイオプラスチック及び再生材利用の促進に向けた調査・検討委託業務(環境省)
  • 令和2年度バイオプラスチック等の導入ロードマップ作成及び再生材利用の促進に向けた調査・検討委託業務(環境省)
  • 平成31年度バイオプラスチック導入に向けた調査及びロードマップ作成に係る委託業務(環境省)
  • 令和2、3年度バイオマスプラスチック利活用検討業務(環境省)
  • 令和2年度廃棄物分野における2050年温室効果ガス排出実質ゼロに向けた廃棄物処理施設整備等対策検討業務(環境省)
  • 令和元~3年度廃棄物の燃焼に伴うCO2排出量算定方法精緻化等調査委託業務(環境省)
  • 令和3年度生産資材安全確保対策事業(肥料制度見直しに向けた調査委託事業(肥料原料への混入が想定される異物に係る調査))(農林水産省)

独立行政法人・公益財団

  • バイオエコノミー社会実現に向けたバイオ×デジタル情報の活用調査(独立行政法人製品評価技術基盤機構)
  • 植物由来プラスチックのエコマーク商品類型化に係る調査業務(公益財団法人日本環境協会)

実績のご紹介:循環経済・再生可能資源へのビジネスモデルの移行支援

  • 循環経済社会における競争力強化のための戦略立案支援(製造業)
  • サーキュラーエコノミーを切り口とした事業検討支援(製造業)

エキスパート

植田 洋行
政策研究事業本部
地球環境部 バイオグループ
主任研究員
植田 洋行
佐野 真一郎
コンサルティング事業本部
サステナビリティビジネスユニット サステナビリティ戦略部
プリンシパル
佐野 真一郎
島崎 奈穂子
コンサルティング事業本部
サステナビリティビジネスユニット サステナビリティ戦略部
ディレクター
島崎 奈穂子
清水 孝太郎
政策研究事業本部
経済・産業ユニット
ユニット長 主席研究員
清水 孝太郎
平野 誠也
政策研究事業本部
研究開発第1部(大阪) 地域環境防災グループ
上席主任研究員
平野 誠也
松田 理恵
コンサルティング事業本部
サステナビリティビジネスユニット サステナビリティ戦略部
シニアマネージャー
松田 理恵