防災・リスクマネジメント研究室 のご案内
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 時間の経過とともに被災の経験や教訓を伝えることは次第に困難になっていきます。 これからの防災を考え、提案していくにあたり、その拠り所は被災地で得られた教訓にあると考えます。阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震等、過去の大規模災害で得られた教訓を蓄積し、今後発生が危惧される大規模災害に備えた実行性のある災害対応体制の構築に生かすべく、全国自治体や大学等の研究機関をパートナーとした共同研究を行っています。パートナー:宮城県気仙沼市 2011年3月、東日本を襲った未曾有の大災害に際して、阪神・淡路大震災の被災地域の復興支援等を通じて得て蓄積した知見を生かすべく、宮城県気仙沼市における震災復興計画の策定について無償での支援を実施しました。12回の震災市民委員会と6回の震災復興会議を経て、2011 年9月末に「気仙沼市震災復興計画」は完成しました。 震災復興計画の策定に留まらず、災害対応の記録と検証等も実施し、そこで得られた課題と教訓を、南海トラフ地震等での被災する可能性のある地域の防災計画等へ反映させる活動にも展開させています。2022年3月11日(金)に、東日本大震災からの復興への取り組みを機に、共に歩んだ10年間の記録をまとめた書籍を当社と気仙沼市との共同により刊行しました。パートナー:熊本県益城町 熊本地震により震度7の揺れを2度経験し大きな被害を受けた益城町との共同研究により、円滑な初動対応体制確保のためのアクションカードの開発を行いました。 アクションカードとは、時間外に災害が発生した場合に、最初に参集した職員から順に、実施すべき対応手順を具体的に示したカード型の災害対応初動マニュアルです。平常時の職務分野や役職に関係なく、誰もが発災の初動対応ができるよう、ピクトグラム等を用いた簡潔でわかりやすい表現を用いたものとなっています。 職員誰もが迅速に活動することができ、初動対応のための体制確立が格段に早くなる効果が期待できます。 円滑な災害発生直後の体制構築に資することができるよう、このアクションカードの全国自治体への普及・展開を行っています。▲益城町との共同研究で開発したアクションカード(抜粋)▲書籍「気仙沼 復興を超えて世界とつながる豊かなローカルへ〜自治体とシンクタンクが歩んだ10年〜」(株式会社マイティブック)◆東日本大震災 震災復興計画策定支援、災害対応の記憶と検証◆熊本地震 着実な初動対応体制確保のためのアクションカードの開発基本的な考え方、重要ポイント全国自治体等との共同研究共同研究・自主研究被災地の学びを、未災地へつなげる15

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