概要
経営計画は、会社および経営陣が考える「会社を将来こうしていきたい」という意思を示すメッセージです。環境変化の激しい時代だからこそ、企業は社員・顧客・取引先・株主を含むあらゆるステークホルダーに向けて、「目ざすべき姿(経営ビジョン)」と、その姿に向かう「道しるべ(経営戦略・経営計画)」を、明解に指し示す責任がより一層強まっています。
経営陣にとって、現状の課題を冷静に見つめ、独自性のある経営戦略・経営計画を打ち出すことは、非常に重要であり、またプレッシャーのかかるタスクです。当社は長年の実績を基に、経営者の意思のこもった、実効性のある「経営計画」を、策定から実行支援までサポートしています。
当社の強み
当社の経営計画策定支援コンサルティングのポイントは、以下の通りです。
- 会社として目ざすべきぶれない軸と目標を定める(単に数値目標や美辞麗句を定めるのではない)
- 悲観的・楽観的にならず、現状を冷静に見つめる(現状の課題から目を背けない)
- 現場が実行できるように具体化する。解像度を高める(抽象的な言葉にとどめない)
- 現場が実行できるようにするための仕組みや資源・組織の充当を考える(優先順位を定め、投資を行い、精神論を排す)
中期経営計画の策定・実行支援
環境変化の激しい昨今、従業員のエンゲージメントを高めつつ自社の持続的な成長を図るには、単年度の方針ではなく、5年・10年先の経営課題の解決に向けて、今一度立ち止まり、腰を据えて取り組むための出発点を定めることこそが、中期経営計画の意義だと考えます。
また、策定しただけで計画が放置されないように、施策をできるだけ具体化し、部門別に確実なPDCAサイクルに織り込み、必要に応じて計画を見直しながら進むことが、中期経営計画の実効性を高めることにつながります。
加えて、企業価値および株価の安定的向上に向けた、IR活動・マーケットへの訴求を意識した経営計画策定も、ご支援しております。
事業戦略・機能戦略の策定・実行支援
成長を加速させる事業、収益を改善させる事業においては、経営計画より一段具体化させ、当該事業の「事業戦略」「機能戦略」を立案することが重要です。経営計画と整合する形で、当該事業・機能をどのように成長させるのか、阻害要因やボトルネックをどう解決するのかを検討します。
事業成長・機能強化に必要な全社レベルでのサポートや、必要な先行投資、各部門の協力など、部門内最適では進みにくいボトルネックの解決方針を、クライアントの皆さまと一緒になって進めてまいります。
経営ビジョン・MVVの策定・浸透支援
経営ビジョンは、最近では、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)としても展開されますが、いずれも会社を長期的・持続的に成長させるための「芯」と考えます。経営陣が万一変わっても、外部環境の変化に合わせてしなやかに会社を成長していくための、変わらない「芯」をつくることが必要です。
また、経営ビジョンやMVVはその達成を担う社員の「よりどころ(価値観・価値基準)」を具体的に示したものでもあります。異なる価値観と役割で業務に従事する従業員が、近視眼的にならず、長期的に同じ方向を目ざして組織に貢献するためには、経営ビジョンという芯を社員一人一人と共有することが肝要です。
経営ビジョンは、抽象的で共有しにくいからこそ、時間をかけて浸透させる努力が必要です。
実績のご紹介
上場/非上場、業種や業界を問わず、さまざまなクライアントの経営戦略・計画・ビジョンをご支援しています。現状をお伺いし、最適な策定プロセスをご提案します。
(直近の実績例)
- 2030年を見据えた中期経営計画策定(建設/上場)
- 2035年ビジョンバックキャスト型中期経営計画策定(卸/上場)
- シナリオプランニング型中期経営計画策定(食品/上場)
- 事業方針策定支援(IR対応含む)(製造/上場)
- MVV・経営ビジョン・長期経営計画・中期経営計画策定支援 (商社/非上場)
- 30年後(創設100周年)を見据えたビジョンおよび中期経営計画策定(エンターテインメント、非上場)
- ボールパーク構想の策定、および、周辺エリアにおける人流と需要変化に関する分析(スポーツ、非上場)
・関連レポート「北海道ボールパークFビレッジによってもたらされる統合的価値評価レポート」 - 知的財産・技術等を起点にした新規事業の創出・企業価値向上支援(製造業、上場)
- ESG領域での新たな事業創出に向けた取り組み支援(製造業、上場)
- 多様なファン獲得へ向けた拡充すべき提供価値の再定義と収益化(スポーツ、非上場)
※東京・名古屋・大阪の三大都市圏の中堅・中小企業を対象に、「アフターコロナを見据えた成長戦略アンケート調査」(2022年1月)を実施しました。
エグゼクティブサマリーおよび報告書全文はこちら
グラフで見る「中堅企業の経営課題」(PDF)